店長の旅のつれづれ日記

　旅はいつも私の人生に感動を与えてくれます。

　今年４月１日で廃線となる島根県江津から広島県三次を結ぶ「ＪＲ三江線」に昨年暮れ乗車しました。走行距離１０８キロを時速約３０キロで走るローカル線です。

　昭和５０年、地域の人達が待望んだ列車がスタート、それは人生の中で生まれる喜びでした。でも世の中は新幹線や車社会と高度成長の波に流され、若者は都会へと旅立ち、ゆったりと流れる江の川と一緒に走った列車は過去の厄介者のように‥‥、失われていくことは新たに生まれる喜び以上に悲しいものです。次はどんな旅があるか楽しみです。

今年の正月は剣山へ登山、初日は快晴という絶好の天気に恵まれ青空に輝く霧氷に感動、夜はヒュッテの新居さんと飲みながら人生を語り、楽しい時間を過ごしました。翌日は生憎の曇り、外気温マイナス９度の世界、強風で体感温度はマイナス１３度位か、冬の厳しさも同時にあじわい下山、サンリバー大歩危温泉で入浴し身も心も暖まった正月になりました。